こんにちはこんばんは。鈴木です。
本日はアメリカのシャツ専業ブランド「インディビジュアライズドシャツ」への別注シャツ。
1年半前に登場した「カバナシャツ」。初シーズン(24SS)はブランドのインラインからリネン素材で展開。
買い逃してしまった私は1年越しに同リネンのカバナシャツをリベンジ別注(25SS)。無事購入。
あまりにも調子が良くて気に入り過ぎたのでこの秋冬もカバナシャツを別注オーダーしてしまいました。
シャツ好きな私の中ではここ最近のシャツの中では1.2を争うお気に入りでして。
こちら。
【INDIVIDUALIZED SHIRTS】 CABANA SHIRT RIGID CHAMBRAY – BLUE 42,900円(税込)
リジッドシャンブレーのブルー。暫く定番的に使えていたこの生地が今回を最後に廃番決定。元々ドレスシャツメーカーなインディビジュアライズドシャツは実はこの手のカジュアルなシャンブレー生地が常時ある訳ではなく。その為、ウチのようなカジュアルなお店ではかなり重宝していた生地だったんですけどね~。残念過ぎます。。。最後のオーダーなのでお気に入りのカバナシャツでオーダー。
もう一色がこちら。
【INDIVIDUALIZED SHIRTS】CABANA SHIRT HERITAGE CHAMBRAY – BEIGE 42,900円(税込)
こちらはヘリテイジ(ヘリテージ)シャンブレー。懐かしい響きだなと思った方もいらっしゃるかと。数年前に廃番になった生地。しかもこのベージュは当時凄い人気だったんですよっ。メチャクチャ良い色でして。そんな生地が今回限り復刻。じゃあお気に入りのカバナシャツだなって事で今回は異なるシャンブレー生地での2色展開。
このカバナシャツの何が良いかって、
兎に角「CABANA カバナ」という襟型がカッコイイ!
かつてインディビジュアライズドシャツ社(以下略称インディビ)がリゾート向けに開発した襟型。「海辺の小さな小屋」を意味する「カバナ」の名を冠したリラックスした雰囲気。
襟本体と台襟部分が繋がった仕様。この少しロングポイント気味な襟のシェイプが堪らないんですよね~。キャンプカラー(開襟)に通ずるリッラクスムード。
絶妙すぎます!
そして、この襟の雰囲気を損なわないその他の仕様もまたニクイんすよっ。
通常よりも一回り大きめのポケットに前立てがないフレンチフロント仕様、
で、独特のフィッティングたる所以がこの袖。
「ワイドスリーブ」という袖が太い仕様。このカバナシャツは身幅も広めな分、物理的にアームホールも大きくなります。ただ、インディビの他のシャツと比べて「アームホール」自体が特別に大きい訳ではないんです。他のインディビのシャツと身幅が同じであればアームホールの寸法は一緒。このワイドスリーブ仕様はアームホールから肘辺りにかけて袖が太くなっている特殊仕様。基本的にインディビの袖の種類と言えば、「トリムスリーブ(細い袖)」と「普通のスリーブ」の2種類しかなかったんです。このワイドスリーブが最初に登場したのが1年半前の24年春夏シーズン。それ以降、このワイドスリーブを使った独特なフィット感にヤラれてしまいまして。
ひと昔前(10年以上前)は腕が細くないと嫌だと言って「スリムフィット(スリムフィットはトリムスリーブという細い袖の仕様)」をオーダーしていたのが懐かしい。
今となってはこのワイドスリーブが良いと思ってしまう次第。
スリムフィットを今着ると恐らく大多数の方が「腕細いな~」ってなると思うんですよね。
あの時はこの細さが最高だよな~って言っていたのに・・・。
ホント人の気持ち(自分も含め)ってあてになりません。
更に面白いのが肘辺りで太くなった袖を強調するかのような小さいカフ。
縦にも横にもカフが小さい。人によってはカフのボタンが止まらない可能性もあります。でもそれでイイんです。この方が袖の独特なシルエットが活かされる。袖の太さとカフの小ささ。その対比を楽しむシャツがカバナシャツ。手首が細い私でもギリギリ位なので人によってはカフのボタン留まらないですよね、きっと。無理に留めなくても良いです。開けてざっくり着てください。それを見越して袖丈(裄丈)も若干短めの設定にしてあります(個人差アリ。手の短い私には普通ぐらい)。
こちらが今回で廃番のリジッドシャンブレー。未洗い納品のモノを当店で一度水洗い済。
もはや「リジッドじゃないじゃん」って?この方が生地が縮んだ状態でご提案できるのでサイズを選んでいただきやすいかと思いまして。まだノリが残った状態なのでシワ感が凄いですが、洗ってノリが落ちれば柔らかくなります。
で、こちらが今回限りの復活「ヘリテイジシャンブレー」のベージュ。
滅茶苦茶良い色です。マヂでカッコ良過ぎます。
こちらのカバナシャツ、全体的にゆったりとしたサイジングなのでザックリと羽織るのがカッコ良い。
普段シャツの裾をパンツにインして着る私ですら裾を出してラフに着たいなと思える雰囲気。
オーバーサイズというほど大き目ではないのでボトムとのバランスも比較的簡単。
実際にインディビジュアライズドシャツの一番ゆとりのある「リラックスフィット」と比べると実寸値は全然大きくありません。
デニム、
軍パン、
バリー、
バリーのコーデュロイ、
お蔭様で好評なバリーのコーデュロイ。オフホワイトの「M」が無くなりそうです。該当サイズの方はお早めに。
私にしては珍しく大半はシャツの裾をパンツにインせずに着用してみました。
シャツは裾をパンツにインするのが基本の私ですら裾をパンツに入れずに着たいと思えるシャツ。
たいして太いパンツを合わせていませんが、裾入れなくてもバランスよく着れました。
もちろん私同様、シャツの裾はパンツにインしたい派の方もご安心下さい。インしても良きなのです。
ウェスト周りにシャツの生地が余り過ぎているほどではないかと。
今っぽい少し緩めな雰囲気で収まっているのではないかと思います。
これ位、ウェスト周りのゆとりがある場合は袖もそれなりに太い方がバランス良いんですよね。これで袖だけ細いとそれはそれで違和感出ちゃいます。
リジッドシャンブレーだとこんな。
まぁ、絶妙なバランスなんすよ。
以上のように全体的には大きすぎないバランスだという事が分かっていただけるかと。
ウェスト部分でシャツをブラウジング(たるませるように)して程よいバランス。
身幅が大きすぎるとコレがウマイバランスにならないのですが、良い塩梅。
とはいえ、一時期のタイトフィットなシャツに比べれば身幅は緩いのでパンツの股上は少し深めがオススメ。
パンツの股上が浅過ぎるとバランスとりづらいかもしれません。
春夏にリネンで展開した時はここまでのご提案で終了だったのですが。
秋冬でのご提案なので、このシャツがインナーの場合も気になりますよね?
ジャケットの下にこの襟はどうなのか?
この袖の太さやウェスト周りの緩さで上着や全体のバランスは大丈夫か?
こうなります。
カバーオール、
紺ブレや、
ミリタリージャケット、
CPOシャツジャケット、
コートも。
カーディガンなどにはこんな着方もオススメ。
あえての襟出しパターン。袖口部分もアレンジして頂くとこなれた雰囲気になります。
こういう着方のアレンジは女性の方が上手かったりしますよね。
単品でインでもアウトでも雰囲気あって、中に着ても襟の収まりも良い。
最強過ぎやしませんか?カバナシャツ。
唯一の難点と言えば決してお安くはないお値段でしょうか。
ただ、同じようなシャツを探せるかと言えば探せない。
そこがどうしても欲しくなっちゃうポイントなんすよね~。
まさに魔性のシャツです笑
下記からご覧いただけます。
【INDIVIDUALIZED SHIRTS インディビジュアライズドシャツ】ワイドスリーブ?独特なフィッティングが魅力の「カバナシャツ」←クリック or タップ
「インディビ=ドレスシャツ」、「インディビ=ボタンダウン」というイメージがある方に一度お試し頂きたいシャツ。
インディビのシャツに対して固定のイメージをお持ちの方のほうが着てみると衝撃を受けるシャツかもしれません。
こんなにラフな雰囲気で着れるんだな~って。
でもガチの「ワークシャツ」や「ミリタリーシャツ」と比べると全然違っていて、大人なドレスシャツ感がそこはかとなく漂ってるんですよね~。
特に一番の特徴でもある「襟」の収まりやシェイプなどは流石ドレスシャツメーカーって印象。
大人も着れるオーバーサイズではない緩めのシャツ。
ただ緩いだけのシャツではありません。細部まで計算されたフィッティング。
是非お試しくださいませ。
次シーズン(26SS)はカバナはオーダーしません。
気に入り過ぎて3度もオーダーしたのでそろそろ次のネタ考えないとね。
鈴木