こんにちはこんばんは。鈴木です。
大変お待たせしました!
いよいよ2月中旬-下旬頃にバリーの新素材を発売します。
本日からオンラインストアでの先行予約受付を開始。
既に別生地のバリーをお持ちの方も、そうでない方も是非ご検討下さいませ。
「BARRY バリー」は2024年6月にリリースした当店別注のチノパン。かのバーンストーマー謹製。
お蔭様で皆様からご支持頂きチノツイルから始まり、トロピカルウール、コーデュロイとリリースして参りました。
そして26年春夏シーズンに満を持してリリースするのがコットンのウェストポイントチノクロス(通称ウェポン)のバリー。
前置き長くなりましたがこちらです。

こちらのアメリカンカーキと、
【Explorer別注モデル】BARNSTORMER “BARRY” COLD MERCERISED WEST POINT CHINO CLOTH – NAVY 28,600円(税込)

ネイビーの2色展開。
色展開、特にアメリカンカーキについては後程理由を説明させて頂きます。
お値段は28,600円(税込)。サイズはいつも通り「S」から「XXL」までの展開。
納品時にワンウォッシュしてあるので洗濯による大幅な縮みの心配はご無用です。
既にバリーをお持ちの方であれば同サイズをお選び下さい。
生地の縮率を計算して従来のバリーと同じサイズ感になるよう型紙調整をしております。
バーンストーマー定番のノープリーツ、2プリーツ、マッカーサー2をお持ちの方も同サイズで問題ございません。ご参考まで。
既にバリーをご存じの方であればここまでの説明で十分かと思いますが、ご存じない方も多数いらっしゃると思いますのでご説明させてください。
少し長文になります。。。
以前のご紹介ブログと重複する部分も多いので、バリーの経緯をご存じの方は後半の「生地」と「色」のお話のみご参照くださいませ。
まずはシルエットやディテールから。
1アウトプリーツ(タック)でボタン部分は持ち出し仕様。

穿き心地も安定の天狗仕様にジップフライ。テーラー仕様のライニング。

後ろポケットは左はフラップ付き。右はフラップなしの仕様。納品時はウェストバンド部分に紙のフラッシャーが付きます(写真はサンプルの為、付属せず)。

裾はフラシ(未処理)仕様。お好みの裾の仕上げで穿いて頂けます。

生地は冒頭で少しだけ触れたコットンのウェストポイントチノクロスを使用。後程詳しくご紹介します。

この別注チノ「BARRY バリー」ですが、
テーラー仕立ての英国ルーツなドレスチノのイメージとかといえばそうではなく、合理化の国で直線的に簡素化されていった大量生産のアメリカンチノの中間位なイメージ。
ウェストバンドの内側やライニング部分などテーラーによる丁寧な手仕事的ディテールもまだ残っていてドレスとカジュアルの間なイメージ。
そのカジュアル感を演出する上での象徴的なディテールが「プリーツ(タック)」。
しかも「アウトプリーツ」である事が重要だという私なりの解釈。
もっとガチガチの正統派に作るのであれば「2インプリーツ」、アイビーど真ん中にするのであれば「フラットフロント(ノープリーツ)」にするところを敢えてこのディテールに。
これによってバーンストーマーさんのテーラーメイドな中身と作りは踏襲しながらもよりカジュアルな見た目にしています。
個人の感覚やイメージ、自身が過ごしてきた時代による体験の部分も大きいとは思うのですが私なりにこんなイメージで別注しました。
シルエットはこんなイメージです。

172センチ60キロでサイズ「M」着用。少しウェストに余裕はありますがSだとウェストがピッタリすぎるのでMサイズが適正だと思っています。
太すぎず、細すぎずの絶妙な塩梅。

スタイリッシュ過ぎず、

鈍くさ過ぎる事もない。

キレイ目過ぎる事もなく、

カジュアル過ぎる事もない。

このチノを作るにあたって目指したものはジャケパンで仕事でも使えて、休みの日はTシャツやスウェットにスニーカーやサンダルでもカッコよく穿けるチノ。イタリアブランドが作るようなスタイリッシュで艶っぽい感じではなく、イギリスのテーラー文化から派生したいかにもドレスでフォーマルなカタイ印象でもなく。

かと言えば、簡素なディテールとズドーンとしたシルエットで直線的な近年のアメリカンなチノでもなく。うまーくそれぞれの良いところをミックスしたシルエットや雰囲気を目指しました。

ジャケットやシャツを合わせてキレイな雰囲気でも着れるけれど、Tシャツやスウェットでも成立するモノ。イメージしたシルエットはそんな感じ。

ファーストモデルを作った時にこちらが申し訳ないなって思う位、何度も何度もサンプルの修正を繰り返したので自信を持ってオススメできるシルエットです。
流行に左右されない(されづらいの方が正しいかも)事。
このチノを作るにあたってベースにしたのは自身が所有するUSブランドのチノパン。
不思議な事にそのチノは毎年、毎シーズン穿きたくなるんですよね~。
1-2年でパンツの好みが変わる自分が毎シーズン穿くパンツって自分自身が一番驚き。
恐らく色々な意味でバランスが良いんでしょうね。
流行や自身の好みの変化に左右されづらい絶妙なバランスのパンツなのかと。
私、「パンツ」が大好きで「パンツ」こそがメンズファッションの要だと思っています。
今まで沢山のパンツを穿いては穿かなくなってを繰り返してきました。
そんな中でここまで長い年月飽きずに嫌にならずに穿いたパンツって後にも先にもこれしかないなって思いまして。
ただ、同じモノはもう買えない。そして似たモノは見つからない。
そうなったら作るしかないなってずっと考えていました。
ただ、どこで作っても良い訳ではないんですよね。パンツは特に難しいですからね。
作りたいパンツの雰囲気やニュアンスを共有できて、クオリティー的にも納得いくものが作れるブランドじゃないと。
この「雰囲気やニュアンスを共有できる」っていう所が凄くハードル高い。
その感覚的な部分を会話の中で共有できる、それを信頼できる方かどうかが肝になります。
それができないと何回やり直してもイメージするものは上がってこない。
関係性も重要なポイントになります。
あと一点、最初にチノツイルのバリーを作成した時に念願叶った仕様がこちら。

(写真はファーストのチノツイルのモノ。ウェポンはまだサンプルしか手元にないのでフラッシャーの写真がございません。。。)
ウェストバンド部分に付いている紙のフラッシャー(タグ)。穿くのに全く関係はないのですがコレがどうしても付けたかった。
アメリカのクラシック系チノパンブランドには必ずと言っていい位ついているんです、コレ。
最初に別注の打ち合わせをしにバーンストーマーさんのオフィスに行った時にダメ元で打診してみました。
「こんな感じのアメリカンチノなイメージの紙のフラッシャーが付けたいっす!」って。
そしたら「やりましょうっ」と言って頂けまして・・・。
タイミングも良かったみたいですけどねっ。
海外向けの卸売りにも力を入れているバーンストーマーさんに海外の卸先のお店からも同じ要望があったらしく。
今後、海外向けに生産する製品に付けようかと考えていた矢先の話だったのでトントン拍子に話が進みまして。
これが付いているだけでもいかにもアメリカのチノのような雰囲気に見えますよねっ???
今回の別注をする上で私の中で非常に重要なポイントだっただけに凄く嬉しくてですね~。
こんな細かい部分まで最高な訳なんすよっ。
そんな経緯と想いで作ってもらった別注チノ「BARRY バリー」。
奇(く)しくも私自身が欲しいチノを別注という形で作っていただいたのですが、結果的にバーンストーマーさんのインラインモデルには存在しないシルエット、ディテールになりました。
これであればバーンストーマーファンの皆様、同ブランドの定番モデルやその他のインラインモデルを沢山お持ちの方でもお楽しみいただけるのではないかと。
意外にも型からの別注というのは普段はあまり受けていないようでして。。。
ある種、バリーは特別に受けて頂けたのかなと考えると大変感謝しております。
そういう意味でも特別感、存在意義があるモデルになったのかなと思っております。
ここまでがシルエットやディテール、バリーを作るにあたってのお話。
で、ここからが生地の事。
今回使ったのはコットンのウェストポイントチノクロス。通称「ウェポン」。

アメリカ陸軍士官学校や軍の上級士官のユニフォームにも使われていたと言われるミリタリー由来の生地。
アメリカンチノのルーツとされている軍用チノ「41カーキ」もウェポンを使っていたという事もあり、「いなたいアメリカンチノ」をイメージするバリーにおいてこの素材は避けては通れません!
一般的なチノクロスは単糸の左綾織りに対してウェポンは双糸の右綾織りの組織。
バリーのファーストモデルに使っていたチノクロスは見た目に反して織りが緩くしなやかな風合い。
ウェポンはというと双糸を高密度に織り上げる事でしっかりと目の詰まった風合いに。
更にコールドマーセ(コールドマーセライズド)加工を施す事によって、ハリとコシ、耐久性も更にアップ。
コールドマーセはマイナス16度で樹脂を生地に浸透させる特殊加工。

ハリ、コシと共に生地の表面がフラットな見た目になり独特の光沢が出るのが特徴。
今ではこの技術も出来る所が減っていて日本国内でも数社のみの特別な加工。
見た目に上質な高級感がありながら耐久性も高い希少な綾織り生地がコールドマーセのウェポン。
アメリカンチノのルーツとも言えるこの生地をバリーに使う事はごく自然な流れでした。
お次は色展開について。
今回のウェポンの色展開は「アメリカンカーキ」と「ネイビー」。
バリーのファーストモデルのチノクロスのカーキは本来はブリティッシュカーキと言われる黄色味が強くて濃い目のカーキ。
昔ながらのアメリカンチノのカーキというのは本来は今回のような薄めのトーン。
沢山のブランドのチノを販売してきた25年余りの洋服屋人生においてこの「ブリティッシュカーキ」と「アメリカンカーキ」は圧倒的にブリティッシュカーキの方が人気!
何故か分かりませんが、アメリカンカーキって不人気なんですよね~。
でも、私はアメリカンカーキの方が断然好きなんです。
最初にバリーを作った時もアメリカンカーキにしたいという私的な欲望よりも、多くの皆さまに手に取って頂きたいという想いからブリティッシュカーキを選択。
リリースから約1年半が経った今まで、ずっとアメリカンカーキに対する想い(憧れ)を心の中で燻ぶらせていました。
だからチノクロスのバリーは「ストーン」ばかり穿いていた訳ではないですけどね笑
今回アメリカンチノのルーツとも言えるウェポンを使う事を決めた段階で色は絶対にアメリカンカーキにしようと決めておりました。
「チノクロスでも似たようなカーキ(ブリティッシュカーキ)があるのにまたカーキ(アメリカンカーキ)???」というお言葉は甘んじてお受けします。。。
で、もう一色は何にするか?
という段階で1色は個人的なワガママを通させて頂いたという事もあり、もう1色は皆様からの要望が多い色にする事にしました。
それが「ネイビー」。
一般的にチノパンって言ったらカーキ、次はネイビーというのが慣習的な流れ。
昨年アメトライメージのバリーで「ネイビー」をすっ飛ばして「ブラック」を展開するという暴挙に出た事もございます笑
今回は「アメリカンカーキ」と共に定番色の一端を担う「ネイビー」を展開させて頂く事にしました。
ここまでがバリーの新素材や色などに関するご紹介。
ここからはウェポンのアメリカンカーキやネイビーを穿くとどんな見え方なのかをご案内させてください。
シャツ好きな私としてはやはりシャツとの合わせがオススメ!
まずはアメトラ王道のボタンダウン。




ワークシャツ、


ミリタリーシャツ、


キャンプカラーシャツ、


ウェスタンシャツ、

イタリアンカラーシャツ、


ここ数年お気に入りのインディビのカバナシャツ。


普段パンツの裾を出して着ない事が多いんですが、このカバナシャツの裾を出してバリーを穿いた時のバランスが凄く気に入ってます。夏はコレ。
多種多様な襟型、シルエット、着方(裾をパンツに入れるor入れない)で合わせましたがどれもバランス良く穿けます。
イマドキな少しゆったり目で着丈長めのシャツを裾出ししてもグッドバランスですし、10年位前の細身のシャツをインしても問題なし。
この辺りの汎用性、バランス感は凄く大切にしています。
股上の深さやワタリ幅、裾に向かってのテーパード具合。何度もしつこく微調整を重ねた賜物。
シャツ以外だとどうでしょうか。
スウェットパーカーや、

ラグビーシャツ、

クルーネックのニットにも。

割とラフ目なスタイリングでも穿き易いのもバリーの特徴。裾をダブルではなくミシンのタタキ仕上げにすると、更にカジュアルに穿き易い雰囲気になります。
夏に向けて半袖だとこんなイメージ。




昨今、市民権を得ているTシャツの裾をパンツにインするスタイリングでも良いバランスになるようしました。



この場合、股上の深さや腰回りのバランスが重要になりますが、その辺りも考慮してあります。
春秋位の軽アウターでのイメージはこんな感じ。
ブレザー、

ジャケット、

タイドアップ、

ダブルブレスト、

イマドキなダブルにも耐えうる腰回りと腿回りのバランス。

デニムジャケット、



ミリタリージャケット、


ワークテイストなカバーオール、




ウィリアンドガイガーのヘミングウェイブッシュジャケットにも。

メンズで着そうな軽アウター系でしたらおおよそカバーできる万能パンツ。
言うてもベタ過ぎる程にベタなカーキとネイビーのチノパンですからね。そりゃ何でも合いますよね。
折角なので私が「ブリティッシュカーキ」ではなく「アメリカンカーキ」に拘る理由を記載しておきます。

こういうゴリッとアメカジっぽいアイテムと合わせても土臭くなり過ぎないから。
この手のリアルなカモや、

トップスにミリタリー系のオリーブを着る時はアメリカンカーキが良いなと。

これをブリティッシュカーキでやるとちょっと土臭すぎるので私は着れないなって。という単純な理由。
割と個人的趣向の側面も大きいんですが、やっぱりアメリカンタイプのチノと言えばこっちのカーキだなって!!
以上のように幅広いスタイルに使いやすい絶妙なバランス感で仕上がったかなと思っています。
もっとキレイ目なチノや、もっとカジュアルなチノは世の中に沢山存在していると思うのですが、この位の雰囲気のチノってあまりなくないですか?
キレイ目過ぎず、ラフ過ぎず。
イマドキ過ぎず、クラシック過ぎず。
細すぎず、太すぎず。
スタイリッシュ過ぎず、鈍くさ過ぎず。
いい意味での「いなたさ」を残した現代のアメリカンタイプのチノパンにできたかなって。
凄くオススメなんです!
そういえば、先日からオンラインストアでの予約に先駆けて店頭で予約受付を開始しました。
お蔭様で反応良好。
現時点ではネイビーが少し優勢といった印象。
カーキはチノツイルを持っているからという意見が多かったので初展開のネイビーを選ばれる方が多かったですね~。
あのカーキとは全然違いますけどね。実際に穿くと全然印象が違うので使い分けも出来ると思いますし。
アメリカンカーキ、めっちゃかっこいいんですけどね~。
このウェポン独特の光沢感も相まって凄く特別な雰囲気ですから。
と言いながら私もネイビーを穿いたら結構ヤラレちゃいましたけど・・・。
ネイビーはデニムを穿く事が多いのでネイビーチノってあまり穿いてこなかった。グロウンアンドソーン以来10年振り位?
久しぶり過ぎて新鮮だったからか、ウェポンのネイビーは独特の質感で普通のネイビーチノとは全く別物だからなのか。
どちらの色も良いなーというのが個人的印象。
バリーのお蔭で毎日穿くパンツを迷わないで済むので日々の心の安定感が違います。
ウェポンバリーを2色買いして夏までは心穏やかに過ごせそうです。。。
長くなりましたが本日からオンラインストアでの先行予約受付を開始します。
下記からどうぞ。
BARRY バリーに新素材登場!【BARNSTORMER バーンストーマー】別注第4弾は通称ウェポン(ウェストポイントチノクロス)←クリック or タップ
入荷予定は【2月中旬-下旬頃】。
28,600円(税込)でサイズは「S」から「XXL」まで。
オンラインストアでご予約頂いたお客様は入荷次第の発送となります。
引き続き店頭でも絶賛予約受付中!
お近くの方は是非店頭へ。
ディーシーホワイトのネイビージャケット「HARBOR ハーバー」の先行予約は明日まで。こちらもお見逃しなく!
お待ちしております!
鈴木





















