【DC WHITE – ディーシーホワイト】質実剛健?なアイリッシュリネントラウザー

2022.4.30

 

こんにちは。鈴木です。

 

本日はパンツ好きな私が今シーズン一番楽しみにしていたパンツをご紹介いたします。

 

先週のブログの文末でも少し触れましたがとホントに滅茶苦茶カッコイイんですよっ。

 

久しぶりにびっくりぐらいのかっこよさでしたね。「これだよこれ、求めていたのは。」って感じでした。

 

リネンのパンツが質実剛健って何?って思われる方もいらっしゃるでしょう。私、いい意味でリネンのイメージを覆されました。

 

本ブログを読み進めていただければその意味をご理解いただけると思います。

 

では早速。

 

 

 

こちらです。

【DC WHITE】 SPENCE BRYSON IRISH LINEN TROUSER – OLIVE BROWN

 

【DC WHITE】SPENCE BRYSON IRISH LINEN TROUSER – GREY

172センチ60キロでサイズ「44」を着用。普段30インチ程度の方でしたらこのサイズかと。

 

スペンスブライソンのアイリッシュリネンを国内のトラウザー工場で仕立てたモノ。

 

ベルトレス(ベルトループなし)のサイドアジャスター仕様。英国風の無骨な雰囲気漂います。今の気分に最高にフィットしますっ!

 

 

 

 

この手のリネンのパンツって今まで展開してこなかったので長くブログをご愛読いただいている皆様も「アイリッシュリネン?」「スペンスブライソン?」って感じだと思います。

 

私の頭の中の整理も兼ねて少しご説明をさせて頂きます。蘊蓄不要という方は読み飛ばしてくださいね。

 

 

 

この「SPENCE BRYSON – スペンスブライソン」という会社の「IRISH LINEN – アイリッシュリネン」は世界中から最高峰と称えられる歴史ある生地。

 

スペンスブライソンは1891年に創業。英国の老舗ミル(生地屋)。そのアイルランド製のリネン生地は多くのヨーロッパの貴族たちに愛されてきており、その高い品質から「英国王室御用達」となっています。

 

現在、「アイリッシュリネン」を名乗る事ができるのは「アイリッシュリネンギルド」という協会に属するほんの数社のメーカーのみ。

 

「アイリッシュリネンギルド」は1928年に創設された品質保持の為の管理組織。「ハリスツイード」のような感じですね。

 

世界一美しいと言われる光沢感と、その優しい肌触りは今まで着てきたリネンは何だった?と思うほどです。

 

そんな歴史的背景を持った素晴らしい生地(アイリッシュリネン)であり生地屋さん(スペンスブライソン)なんですね。

 

 

 

 

リネンの何がいいって、やっぱり生地感ですよね~。リネン独特のムラ感とシャリ感。

 

ざっくりとした織り上がりの雰囲気はコットンではなかなか得る事ができません。ウールツイードばりの雰囲気があります。

 

このスペンスブライソンのリネン生地はシャツなどで想像するような薄手のモノではなくかなりしっかりとした生地です。

 

オーダースーツ屋さんが春夏のスーツの生地として提案される事も多い生地。

 

なので一般的にイメージするような夏に涼しく穿けるペラペラなリネンパンツとは一線を画します。

 

実際、生地があまり薄いと皺くちゃになったり耐久性への不安や着用による膝抜けの心配も。

 

これだけ生地がしっかりしていればシルエットやクリースもしっかりとキープできますしね。

 

デニムやチノクロス、ツイードのように自分で育てていき経年変化が楽しめる質実剛健なリネンだと考えてください。

 

 

 

少し専門的な話になりますが、生地の重さ(厚さ)は377g/㎡。オンス換算で11オンス強。

 

一般的なチノパンが10オンス程度なのでそれよりも生地が厚い(重い)という事になります。

 

デニムで13-14オンス位のものが多いと考えるとチノよりも厚く、デニムよりも少し薄い位をイメージしてください。

 

かなりしっかりとした生地だという事がお分かりいただけると思います。

 

スペンスブライソンのアイリッシュリネンは一般的なリネンのイメージを覆すしっかりとした厚みのあるラギッドな生地なんです。

 

 

 

 

リネンは肌触りがシカシカするからパンツは特に心配という方もいらっしゃるかもしれません。

 

私非常に肌が弱いタイプですがこのリネンパンツは全然大丈夫です。むしろサラッとしていて穿き心地抜群で気持ちいい位。

 

そういう意味でも従来のリネンに抱いていたイメージ、先入観とは全く違います。認識を覆されましたね。

 

やはり自ら体験する事が何よりも大事ですね。百聞は一見に如かず。実体験に勝るものはなしです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一つのリネンの特徴といえば「シワ」。

 

このパンツがカッコイイのはシワが入って立体的な見え方になるところ。この陰影が堪りません。

 

股部分や膝裏には穿いているとシワが入ります。リネンパンツの宿命です。

 

リネンはシワが入るから嫌という方もいらっしゃると思いますがそのシワ感を楽しんで頂きたい。

 

前述したように、一般的にイメージする薄いリネン生地のようなクシャッとしたシワ感ではありません。

 

大振りで立体的なシワはオールデンのコードバンシューズの履きジワにも通ずる迫力のあるダイナミックな印象。

 

これもスペンスブライソンのアイリッシュリネンの特徴。

 

 

 

 

 

最っ高にかっこいいパンツなんですが、デメリットと保管方法も記載しておきます。

 

基本的にご家庭での洗濯はオススメできません。数回穿いてクリーニングに出されるのがベストかと。

 

この辺りはウールのパンツと同じ感覚だと思っていただければ大丈夫です。

 

ご家庭での洗濯に関しては縮みが出る可能性が御座いますのであくまで自己責任でお願いします。

 

個人的な見解としては家で洗えなくはないと思っておりますが洗った後のケア、プレスを考えると数回穿いてクリーニングの方が楽なのでは?と。

 

ご家庭でガシガシ洗いたいという方にはこの洗濯の部分がデメリットにあたるかと思います。

 

もう一点、薄々お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、リネンパンツといっても言うほど涼しくはありません。

 

前述のような生地の厚みもありますしね。春から初夏が最適、真夏は短パン穿いて、また初秋に登場って感じが現実的かと。

 

 

 

 

 

あと、保管というか日々の取り扱いについて。

 

これが一日穿いた状態。

デスクワークメインで一日穿いてこの状態。予想しているほどのシワではありませんでした。イメージだともう少しシワが入るかと思っておりましたので・・・。

 

1日穿いた後は股部分と膝裏にしっかりとシワが入ります。気にせず次回そのまま履き続けるのもいいんですが少し工夫して保管するとアイロンをかけずにシワが少し伸ばせます。

写真のように裾を上にしてハンギング。しばらくそのまま吊るしておくとパンツの自重で少しシワが伸びます。クリップ?洗濯ばさみ?付きのハンガーで挟んでしまうと生地に跡が付いてしまうので写真のようなハンガーそのもので挟むタイプがオススメ。アマゾンで5本で1000円強で買えます。余談ですが私、リネンに限らずウールトラウザーは全てこれで保管しています。変な場所に畳みジワ、折りジワが入らないので重宝しています。自分で5本もいらないって方は彼女や奥様とシェアしてくださいね。このハンガーはスカートなどに最適なはずです。

 

ハンギングした後に霧吹きで少し湿らせると効果アップ。シワが気になる箇所に霧吹きで水を吹き付けただけです。触って生地が湿っているのが分かる程度で大丈夫だと思います。湿った状態でシワ部分を手で少し伸ばしてそのまま放置。

 

乾くとこんな感じ。大分シワが取れたのが見て分かります。正しい方法かは分かりませんが私はこの方法でケア、保管しております。びっちりと綺麗にシワを取りたい方はスチームアイロンかプロにお任せ(クリーニング)でしょう。あくまで私のやり方ですので真似される方は自己責任でお願いしますね。

 

私はこんな感じでケアしながら数回履いて頂き、タイミング見てクリーニングがオススメです!

 

 

 

 

随分と長くなってしまいましたがここからはスタイリング。

 

クリース入りのトラウザータイプだからといって気負う事なくカジュアルに穿いてください。

 

 

 

まずは穿く時期を想定してシャツ一枚でのスタイリング。あえて全部カジュアルなシャツにしました。

 

 

 

 

 

シャツ着ない方にはスウェット合わせで。

 

 

先週ご紹介した半袖スウェット合わせてもカッコイイですよ。

 

 

夏には鉄板のポロシャツを合わせて。

 

 

半袖シャツにも。

 

 

更にカジュアルにTシャツと合わせて。

 

 

プリントモノも。

 

 

勿論、きちんとした見え方でジャケット(ブレザー)にタイドアップもいけます。

 

崩したブレザースタイルにも。

 

 

大好きなダブルアールエル的な世界観のスタイリングにもマッチします。

 

私のオススメはやっぱりデニムやシャンブレーのワークシャツやウェスタンシャツ(私、ここ2-3年ハマッてます)などのワークやミリタリーテイストのシャツ。

 

少し着込んでヤレた位の雰囲気のものを合わせて欲しいですね。

 

当店でいえば「ダブルアールエル」のアイテムとの相性が抜群過ぎます。古着好きな方は古着との相性もイイですよ。

 

この手のクラシックな要素を持ったトラウザーとその手のアイテムが合わない訳がない。

 

勿論、ジャケパン的なスタイルにも使えますし、小綺麗なアイテムとも相性は抜群なんですけどね。

 

ご自分好みにアレンジして楽しんでください。意外とどんなスタイルにも合いますよっ!

 

 

 

 

 

この手のパンツはオーダースーツ屋さんでパーソナルオーダーするか、ドレスクロージングの良いモノを取り扱っているお店であれば既成であるかも?というレベルのアイテム。

 

そもそもパンツはシルエットが凄く重要ですし、自分のイメージにばっちりフィットしてくるものって見つける事がホントに困難。

 

そのシーズンの気分によって股上の深さ、ワタリ、裾幅などがミリ単位で微妙に変わってきますしね。

 

勿論、生地は重要ですし縫製、仕立ても大事ですがシルエットがダメであれば全く意味がないですからね。

 

そういう意味でも本日ご紹介のこのパンツはパーフェクト。今、現時点でこれ以上はないと思える一本なんです。

 

非常に長くなってしまいましたが、凄くオススメですので共感頂ける方は是非お試しいただければと。

 

このブログの長さから私のこのパンツに対する熱量がお伝え出来たかと・・・。

 

 

 

 

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このパンツ、ホントに最高なんですが私にとって一点だけ残念な点が。ほんの少しだけ丈が長い。。。ホント気持ち長いんです。5ミリから1センチ程度。直すかどうかギリギリなライン。膝裏にシワが入れば今よりも少し短く感じるかとも思ったのですがそれほどでもなく。逆にがっつり長ければ諦めて直し屋に直行なんですが微妙過ぎて・・・。もう少し穿いてみて我慢できなければ直しに出そうと思います。

鈴木

 

 

 

 

 

 

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