【Willis & Geiger ウィリスアンドガイガー】まさかのアメリカ製で完全復刻!”ヘミングウェイブッシュジャケット”

2024.4.20

 

こんにちはこんばんは。鈴木です。

 

本日はタイトルだけで「マヂかよっ!」って興奮が止まらない方もいらっしゃるかと。

 

それほどにスゴイのが入荷しておりますっ。

 

 

本日のブログは長くなるかもしれません・・・。

 

ていうか、長いです。

 

ブランドの背景も凄い上に、有名作家の名前を冠したモデルの事、生地の事。

 

ご紹介すべき内容が多すぎて・・・。

 

そして私自身の興奮具合が文章から漏れ伝わってしまいそうで・・・。

 

そろそろ「前置きが長い」という声が聞こえてきそうなので(笑)。

 

 

 

洋服好きであれば一度は耳にしたこともあるであろう「ウィリスアンドガイガー」。

 

ご存じの方も多いかもしれませんが書かせてください(笑)。

 

まずはブランドのお話。

1902年北極探検家ベン・ウィリスによって創設されたアメリカのアウトドアブランド。登山や撮影を目的とした探検隊に独自デザインを提供。1930年代にアメリカ東海岸の上流階級の間でサファリ旅行がブームになった際にいち早くサファリクロージングを発売。当時非常に人気の高かったN.Yにある富裕層の為の高級ハンティングショップ「アバークロンビー&フィッチ」の生産を請け負う。またアメリカ軍からの要請でパイロット達の防寒性の高いフライトジャケットも手がけるようになり、ブランドステイタスを確固たるものに。

 

これを聞いただけでもすんごいブランドだという事はご理解いただけたと思います。

 

「ウィリスアンドガイガー」も詳細を知らない方にとっては驚きでしょうが「アバクロってそんなブランドだったの??」と思った方もいるかもしれませんね。。。近年のアバクロはリブランディングされて昔の面影がほとんどない形で10年位前にプチブレイクしてますからね。あ、脱線しました。

 

 

 

 

 

「ウィリスアンドガイガー」は第一次世界大戦のアメリカ空軍へのジャケットの供給、それ以降も「A-2 フライトジャケット」や「G1 フライトジャケット」「B-3 フライトジャケット」などの空軍用フライトジャケットの生産をしていた事でも有名。有名なところだとマッカーサーが来日時に着ていた「A-2」はウィリスアンドガイガー社製と言われています。その他にもアメリカ合衆国大統領(アイゼンハワージャケットと名前が付くぐらい有名なフィッシングジャケット)や大西洋単独飛行時のチャールズ・リンドバーグ、エベレスト登頂時のエドムンド・ヒラリー、俳優のクラーク・ゲーブル、グレース・ケリー、作家のアーネスト・ヘミングウェイのサファリジャケットなど歴史的背景や逸話に事欠かないレジェンドブランド。

 

私よりも上の年代の方であればリアルに着ていた方も多いでしょうし、私位の年齢でも洋服好きな方であれば一度は憧れ、所有している方も多いかもしれませんねっ。

 

 

 

お次は「ヘミングウェイブッシュジャケット」にまつわるお話。

 

数ある有名モデルが存在する中で今回アメリカ製で完全復刻に至ったのが「ヘミングウェイブッシュジャケット」。

 

こちら。

 

【Willis & Geiger】THE HEMINGWAY BUSH JACKET – TAN  154,000円(税込)

ハンギングだけでオーラが凄いっ!

 

その名の通り、作家アーネスト・ヘミングウェイが作成依頼をして作られたという逸話を持つジャケット。ヘミングウェイがアフリカ探検に出かけるにあたり、ジャケットの作成を依頼したのが自身も顧客として通っていたショップ、ニューヨークの富裕層向けの高級ハンティングショップ「アバークロンビーアンドフィッチ」。自身のトレードマークのサンバイザーはココでダース買いする程の上お得意様。当時アバークロンビーアンドフィッチ社の生産を請け負っていた「ウィリスアンドガイガー」がそのジャケットを作成することに。

 

モノへの拘りが凄かったヘミングウェイ。愛用していたコートはバーバリー、時計はロレックスのバブルバック、スーツはブルックスブラザーズ、トランクはルイヴィトンなどなど。鋭い観察眼と実用主義で良いものを長く使う拘りを持っていた氏への尊敬の意味も込め、現在も彼の名前を冠しているという逸話を持つモデル。

 

 

 

このジャケット、かなり凝ったデザインと作りになっています。

   

どこをとっても手間がかかっているのが見て分かります。

 

このジャケットの一番の特徴ともいえるウェストのゴムシャーリング。

一般的なサファリジャケットにはウェストベルトが装備されている事が多いのですが、このジャケットはヘミングウェイの意向でベルトを排してゴムシャーリング仕様。一説にはヘミングウェイがベルト仕様が嫌いだったからだとか。

今回アメリカで完全復刻するに辺り、このウェストのゴムシャーリングの仕様の完全再現がかなり難しかったようです。

 

 

 

右肩にはガンパッチ

 

左胸には彼が愛用したライフル「マンリッヒャー・ショウナワー」のマガジン(カートリッジ)用サイズのポケットを装備。

 

 

左袖には眼鏡ポケット。幼少期から弱視だったというヘミングウェイには必要なディテール。

 

 

袖は捲った状態でボタンで留めれる仕様。ハンティングジャケットなどでよく見られるディテール。

 

背面の仕様もかなり凝っています。

プリーツだけでなくステッチワークもかなり凝っています。

ディテールが凄すぎて写真の枚数もかなり多くなってしまいました。これだけのディテールを要するジャケットであれば普通に縫うだけでもかなりの手間がかかるのは容易に想像できます。

 

しかもこれだけのディテール全てに意味があるというのがこの手のギア系のアイテムが心擽る点ですよね。必要最低限の機能美。これ以上のものはありません。

 

 

そして、生地のお話。

素材は340コットンブッシュポプリン。1インチ(2.54センチ)間に340本の綿糸を高密度に織り上げる事から名付けられた緻密な織り生地。当時一番恐れられていたマラリア蚊から皮膚を守ってくれる鎧のような役目も担っていたようです。

アフリカの森林、灌水地帯(ブッシュ)で快適に着用でき、しっかりとした強さで体を守るという要求に応えたもの。旧式の織機を使う必要があり、手間も時間もかかる。コストが高くなるにも関わらず良いものを生み出す為にあえて使用。

 

これだけのディテールと拘りの生地。手間やコストがかかっても良いものを作っていた時代だったという事ですね。

 

 

 

 

ちなみに今回のヘミングウェイジャケットですが「完全復刻」との宣言に違わず、オリジナルに忠実に作られています。

 

特にサイズ感を変更したり、ディテールを変える事もなく。

 

あえて言うのであれば細かい「パーツ」から「ジャケット」として縫い上げるまでの「縫う順番」まで指定する徹底ぶり。

 

確かにこの順番が変わると縫製箇所の生地が倒してある方向や、生地が重なる順番が変わったりしますしね。

 

そんなクレイジーなほどの拘りをもって完遂されたこのミッション。

 

 

 

 

実は一点だけオリジナルと異なる箇所がございます。

 

こちらに関してはアップデートになるのでどちらかと言えば嬉しい部類の変更点。

 

背面のプリーツの付け根部分に「カンヌキ」による補強が3か所。

このプリーツ付け根部分に着用による生地ダメージ(裂けたような跡)があるものがヴィンテージピースにも見受けられます。

 

この事象を防ぐためにカンヌキによる補強を施しアップデート。

 

これは嬉しい仕様変更。折角復刻で生産するのであれば従来のウィークポイントは改善して欲しいですからね。。。

 

 

 

 

 

そして何よりもこの世の中の状況下で「アメリカ生産」で完全復刻を叶えたという事実。

 

今の円安とインフレ、そして複雑なディテールと拘りの生地。

 

ここまでやれば、そりゃこの値段になりますよっ。

 

今回を逃すと恐らく2度とアメリカ製でこれ程の完成度の「ヘミングウェイブッシュジャケット」が”新品”で手に入るという事はないでしょう。

 

オリジナルのデッドストックなんて探してもホイホイと出てこないでしょうしね(笑)。

 

デッドストックが出てきた場合は今の相場だと20万を超えるらしいですしね。

 

特に小さいサイズは古着(デッドストック、ユーズド問わず)でもなかなか見つからないので小柄な方は特に見逃せないかと。

 

 

 

一応、着た写真も掲載しておきますね。

 

172センチ60キロでサイズは「36」を着用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンツ、インナーを色々と変えつつ着てみました。好みの問題もありデニム率高めですが・・・。

 

このジャケット、久しぶりに心震えるカッコよさでしたね~。

 

私、実はエポレット(肩章)付きのジャケットが苦手。なので最初は大丈夫かな?って思ってたんですが、着てみたら全く気にならず。

 

そんな事が気になるレベルではない圧倒的なオーラ。

 

店頭でもエポレットが苦手というお客様に何人もお会いした事ありますが、これに関しては一度試しに着て欲しいですね。

 

私のように既成概念が覆って今後の洋服の選びの幅が広がる可能性もありますしね。

 

 

 

 

 

 

袖を捲って留める事も可能な仕様。

もう少し気温が上がっても中に半袖シャツやTシャツを着ればしばらくは活躍してくれそう。

 

 

 

 

 

 

 

私の率直な感想。

 

まずは前述のようにエポレット嫌いな方でも意外と着れちゃいます。初見でその部分で選択肢から外してしまった方、ホントに勿体ないですよ。

 

一度騙されたと思って試着してみてください。

 

そして完全復刻によるオリジナルのサイジング、シルエットのままというのが非常に有難く。

 

これなら流行に左右されない。時代に合わせてシルエットが変わると合わせるアイテムも変える必要がありますからね。

 

これであれば何の変哲もない普通のアイテムに合わせてカッコイイ。

 

言ってしまえば「ギア」ですからね。メンズ特有のミリタリーやワーク、スポーツに属するユニフォーム的なモノでサイズ感もそのまま。

 

昔のギア的サイジングという先入観もあったのでガタイが良くないと洋服に着られてしまうかなと思っていましたが、私のような薄っぺらい体型でも全く問題なし!

 

むしろ最近のサイズ感で考えれば身幅は細い方かと。

 

そして何が良いって、パンツのバランスを選ばない。

 

パンツが細めでも太めでも合わせやすい。という事はスタイリングをあまり深く考えなくても着れるという事。

 

これであればホントに流行に左右されずに10年、20年と着続けられるなって。

 

必要なのは自らの体型維持のみ。我々おっさんには重要課題です(笑)

 

 

 

 

 

 

このジャケットに関しては似合うから着るのではなく、このジャケットが似合うようなりたいと思って自分をアップデートする為のきっかけになる洋服だなって。

 

今すぐ似合わなくても絶対に着こなしてやるっ!位の気概を持って着たいと思ったジャケット。

 

「自己啓発服」とでも言いましょうか(笑)。

 

10年に1回位そんな気持ちにさせてくれるアイテム(グレンフェルのストックウェルみたいな)に出会うんですよね~。

 

はい~、完全に自分に言い聞かせてますけどね(笑)。

 

あとは、持っていたいという所有欲。これもすごーく理解できます。

 

が、あまりオススメはできません。

 

洋服なんて着てなんぼですからね。

 

自身の体の一部と言える位にクタクタになるまで着倒してくださいませ。

 

 

 

 

 

Willis & Geiger(ウィリスアンドガイガー)ファンの方、好きだけどアンチ復刻な方、全然知らなかったけど気になる方。

 

オリジナルに勝るとも劣らない、クオリティは十分すぎる程に再現されていると思います。

 

ごちゃごちゃと色々書きましたが、シンプルにカッコイイんです。

 

是非一度、現物をご覧になり、袖を通してみて下さい。

 

本日、暑苦しいブログ&長文で失礼しました!

 

 

 

オンラインは下記からご確認下さい。本日の12時からオンラインストアの販売スタートです!

 

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現時点では新品状態で生地に張りがありますが、着込んだ様を想像するだけでワクワクしますよねっ。クタッとしてきた頃が一番かっこいいタイプのヤツですからね~。経年変化も楽しめます!

お値段はボチボチしますが長い目で見れば絶対に良い買い物!

鈴木

 

 

 

 

 

 

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