こんにちはこんばんは。鈴木です。
お待たせしました。
イベントなどでバタバタしておりまして時間が空いてしまいましたが、6月6日のニュース投稿、及びインスタで随時ご案内していたバーンストーマー別注の新型パンツの全容をお伝えします。
バリーの発売から丸二年。新型出しますっ!
バーンストーマーへの完全別注パンツの第二弾はその名も「ANDREWS アンドルーズ」。
いやぁ、今回も完成までに時間がかかってしまいました。紆余曲折ございまして。
その甲斐あって凄いの?出来ちゃったんですけどね~。
このパンツを作るにあたっての経緯や想いなどは後回しにしてまずはご覧くださいませ。
本日のブログ、確実に長くなると思いますが是非最後までお付き合いくださいませ。
こちらですっ!
【Explorer別注】BARNSTORMER “ANDREWS” COTTON HERRINGBONE – OLIVE 29,700円(税込)

平置きだけじゃ何のイメージも湧かないですよねっ。
穿くとこんな。

着用しているのはダブルで裾上げ済のモノ。



如何ですか???私的には相当満足いく仕上がりでご満悦。
細すぎず、太すぎず。鈍くさすぎず、スタイリッシュ過ぎず。軍パン過ぎず、スラックス過ぎない。
バリーの系譜でもあるこの絶妙なバランスが最高でして。
いやぁ、バリーに続いて凄いの出来ちゃったなって(笑)。
まずは簡単にディテールと生地からご説明させて頂きます。
今回の新型アンドルーズはミリタリー由来のパンツをイメージしています。俗にファテーグパンツやベーカーパンツと呼ばれるような軍パンデザイン。特徴は前後のポケットが貼り付け(パッチポケット)になった仕様。

よくあるタイプのヤツね~って思うでしょ?
実はフロントのパッチポケット部分がインプリーツになってたりして。

軍モノがお好きな方でしたらココでお気づきかもしれません。今回ベースにしたのはUSAF(アメリカ空軍)の通称メカニックパンツ。
その他のディテールは下記の通り。
後ろのポケットは左右共にパッチポケット。左ポケットのみフラップ付き。

ウエスト部分は両サイドにスナップボタンによるアジャスターを装備。

両サイドで計3センチぐらい(片側1.5センチ程度)小さく調整可能。

左後ポケットのフラップの裏側もオリジナルを再現。レプリカを作りたかった訳ではないですが折角なので踏襲しました。

これらの仕様をバーンストーマーさんが誇る日本のトラウザーズ工場でスラックス仕立てに。

あくまでワークパンツの延長ではなく、スラックス工場で仕立てた軍パンという事実を一番大切に。
先に一点お伝えしておきますとオリジナルのUSAFのメカニックパンツには両膝部分にポケットがあるのですが、それは排除しました。理由はシルエットのご説明をする際にお伝えします。
生地はコットンヘリンボーン。

1950年代のUSミリタリーヘリンボーンをモディファイした生地。自然なムラ感がある糸を使いながらもシャープな綾立ち。穿き込む事による経年でムラ感が徐々に強調されます。真夏以外通年履ける生地の厚み。よく言われる薄すぎず、厚すぎずってとこでしょうか。
ではここからはバリーに続く別注第2弾を「軍パン」にした経緯。
私、実は軍パン好きでして。10代後半で古着の軍パンを購入(初めて買ったのはドイツ軍のだったなー。後に前期モデルと知る)して以降ハマってしまい、古着屋でマイサイズを見つけては各国の軍パンを買い足していました。
まだ若かった頃の鈴木少年は軍モノ特有の全てのディテールに意味があるというデザイン思想、引き算のミニマルなデザイン(設計)に強く惹かれたんですよね~。
デザインってそういう考え方もあるんだなって思ったのを鮮明に覚えています。
当時は意図的に探して集めているという意識はなかったですが、マイサイズを見つけたら買っていたので気づいたら手元に軍パンが沢山あったという感じ。
前述の通り軍パン好きなんです、凄ーく好きなんですけども・・・・・
ここ10年位はあまり穿かなくなってしまったんですよね~。
リアル軍パンを穿かない代わりに新品の軍パンモチーフのパンツも色々と買ってみるんですが、どこか納得いかずに穿かなくなってしまい。
結果的に現在の手元にはリアルな軍パンしかないんですよっ。
たまに穿くのはフレンチのM47、USのM65辺りのリアルなヤツ。
それも100%納得して穿いているというよりも、たまには軍パン(オリーブのパンツ)穿きたいな~っていう衝動から妥協して一日穿いて、やっぱり違うなってそれの繰り返し。
何故穿かないのかを冷静に考えるとやっぱり「シルエット」。
オリジナルのリアルな軍パンは言うまでもなくシルエットというよりは雰囲気やストーリー重視。しかもどちらかと言えば直線的な作りのモノが多くシルエットも特別良くはない。
そりゃ、そうですよね。本来は動きやすさや丈夫さを一番に考えられたギアな訳ですからね。
一方、現行で様々なブランドが提案する新品の軍パンディテールのモノは両極端なモノが多い印象。
オリジナルの軍パンをそのまま復刻させるような直球タイプか、デザインはそのままでシルエットをスタイリッシュにするのを突き詰めたアレンジタイプ。
前者は日本のブランドに多く、岡山などでワークパンツ背景で作るパターン。最近は洗いや加工も施して見た目の雰囲気が古着以上にリアルなモノも多いですよね。モノとしての完成度は素晴らしいけれどもこの場合は願わくばオリジナルを穿きたいと思ってしまう私。流行りもあると思いますが、若者向けのモノが多くシルエットが太すぎる提案が多い印象。
後者はイタリア系のトラウザーズ専業ブランドに多いイメージ。確かにシルエットは美しいけれどスタイリッシュ過ぎて、もうちょっとラフに楽に穿きたいんだよなってイメージ。昨今はお値段的にも・・・・。
この両者の中間位のものが欲しいんですよね。このくだり、バリーの時にも似たような事を書きました(笑)。
探すと意外とないドレスとカジュアルの中間のモノ。
それぞれの工場背景、ミシンなどの設備や職人の手の違いによって、できる事とできない事があります。
シルエットを重視したいので必然的にドレスパンツ工場のスラックス仕立ては外せない。
極端に厚地のものは縫えなかったり、脇部分の巻きの環縫い(チェーンステッチ)ができなかったりなどの制約もございます。
それらの制約の中で巧くアレンジ、落としどころをどこに持ってくるかというのも重要なポイント。
だからバーンストーマーさんに依頼。
イメージしている事や伝えたい事、感覚も伝わりやすいから。これはバリーで実証済ですので。
これが一番重要です。どこの誰でも良い訳ではないという事。
自分にとっての最適解なスラックス仕立ての軍パン(ファティーグパンツ)を作りたい!という想いから別注依頼をした訳でございます。
今回の新型に関しては誤解を恐れずに言えば、長年続く私の「ファティーグパンツ(軍パン)迷子」解消の為。
バリーの時もそうだったんですが、きっかけは所詮そんなモノ。
自分が欲しいモノ、穿きたいモノが探してもないから作るしかない。
じゃあどこでどうやって作るのかって具合に。
きっと私と同じ、もしくは近い悩みをお持ちの方いらっしゃいますよね???
ここからはシルエット、このデザインに至った経緯。
最初の段階で決めていたのは前述の通り、自分にとって最適解の軍パン、それも4パッチポケットのファティーグパンツを作るという事。
基本的なコンセプト設計はバリーを踏襲。
「細すぎず太すぎず、鈍くさすぎずスタイリッシュ過ぎず、オンでもオフでも穿ける(ジャケットに合う)パンツ」。
シャツにカジュアルなジャケパンスタイルでも使えて、休日にはTシャツやスウェットにも合うもの。
ただですね、、、昨今いくらカジュアル化が進んだとはいえ、このパッチポケット仕様のオリーブ色の軍パンタイプが仕事で使えるのかどうかは私には判断できません。職種や職場環境にも左右されるでしょうし。
そんな懸念もある中、お仕事でも穿ける方を考慮して今着たいジャケット、ブレザーに合うシルエットにしました。バリーよりも少しだけオフ寄りのイメージで。
店頭でお客様から仕事でも穿けるパンツの基準を伺うと、曖昧な方(会社)が多くて。デニム、ショーツはダメだけどそれ以外はグレーゾーン(曖昧)みたいな。
あわよくばお仕事でも穿いて頂きたいという想いから、シンプルにする為にオリジナルにある両膝のポケットは排除しました。
穿く方の身長によって膝のポケット位置が上下するのも嫌でしたしね。身長、体型問わず皆様にとってベストなパンツにしたいという想いもございます。
諸々を踏まえたうえで、普通のファティーグパンツのディテールでシルエットだけをアレンジしたものを別注するのは違うなと考えていました。
折角バーンストーマーさんの背景を使わせて頂きパンツを作るのであれば、それ相応のディテールや内容、明確な理由と熱量じゃないと失礼過ぎますからね。
なにせブランドのインラインにファティーグパンツありますし。
そんな事を考えているうちに思いついたのがUSAFのメカニックパンツ。あれはフロントのパッチポケット部分がインプリーツ仕様になっていたなと。
スラックス仕立てのインプリーツでパッチポケットの軍パンを作ったらきっと面白い。
仕立て屋の技術と軍パンのカジュアル感が同居したモノというのは多くはないだろうし。
本格的なスラックス屋のインプリーツにカジュアルな軍パンのパッチポケットの融合。ココが一番のポイント。
USAFのオリジナルはかなり太目のシルエットなのでデザイン、ディテールや雰囲気はカッコイイけど大人の男性には穿きづらいですからね。
1インプリーツのスラックス仕立てでカジュアルなファティーグパンツディテール。
これで思い描くようなシルエットにできたら最高だなって。
前述した通り、ドレスパンツ工場で縫う上での制約もありますからね。オリジナルのままのディテールや縫製仕様では不可能な部分もあります。
その辺りをこれならできる、これはできないとモンロウさんと相談しながらデザイン、ディテールを決めていきました。
当たり前に一発目のサンプルでオッケーになる訳もなく今回も何度かサンプルを作って頂き、ようやく完成した新型アンドルーズ。
雰囲気やストーリーが最高のオリジナルのリアル軍パンや、それを復刻したような新品は好きだけどシルエット的にはちょっと・・・という方。
かといってヨーロッパのトラウザーズ専業ブランドが作るソレはちょっとスタイリッシュ過ぎて抵抗が・・・という方。
そのどちらも不満も解消できるパンツがここに爆誕!
細すぎず太すぎず、鈍くさすぎずスタイリッシュ過ぎないスラックス仕立ての軍パン「ANDREWS アンドルーズ」。
モデル名の由来はアメリカ空軍の基地がある地名。余談ですが、大統領専用機エアフォースワンもここの基地の管轄だそうです。
USAFのメカニックパンツをベースにしたというルーツを大切にしたいと思いこのネーミングに。
バリー同様に皆様に愛されるパンツを目指して想いを込めて作りました。
気を使い過ぎてたまにしか穿かない特別なモノではなく、日常に溶け込んだ「道具」として穿けるスラックス仕立ての軍パン。
是非お試しくださいませ。
ここからは新型アンドルーズの販売スケジュールについて。
7月11日土曜日から店頭販売を開始します。
その翌週の18日土曜日からオンライン販売開始予定。
ここでもう1つお知らせ。
7月11日・12日と東京でアンドルーズのお披露目イベントを開催します。
昨年はバリーの限定色トウキョウブラックを東京のイベントで先行販売。
お蔭様で現地でかなり売れてしまい・・・。
名古屋の店舗での販売分が全然足りなかったという反省も踏まえて今回は東京、名古屋の2拠点同時発売。
東京に半分、名古屋に半分で販売スタート。残った分を翌週末からオンライン販売。
新型なのにも関わらず、バリーのトウキョウブラックの1.5倍の数作ってます!
の予定だったんですが・・・。
想定外のアクシデントが起きまして当初の予定よりも少ない数量になってしまいました・・・。
それでもトウキョウブラックよりは多い本数。足りると良いのですが。。。
なお今回は完全な新型につきご予約等は受け付けておりません。
発売日以降に東京のイベント、もしくは名古屋の店舗で実物を穿いてご確認の上、ご検討下さいませ。
オンラインストアの商品ページは明日公開予定(18日までオンラインでは買えませんが・・・)。
ディテールやサイズスペックのご参考にどうぞ。
気付けばかなり長くなってしまったので本日はここまで。続きは明日にさせてください。明日は着用した写真をメインにアンドルーズをどう穿くか、何に合わせると良いかなどのご提案をさせて頂きます。
長いブログにお付き合い頂きありがとうございました。
それではまた明日。
鈴木





















