【イーストハーバーサープラス East Harbour Surplus】このシルエットでワークパンツ？な「KRUNIG」
2021.8.22
こんにちは。鈴木です。
先週の私のブログで2021年秋冬の入荷アイテムを全てご紹介した「EAST HARBOUR SURPLUS イーストハーバーサープラス」。
早速の好レスポンス有難うございます。有難い事に夏真っ盛りにもかかわらず色、サイズによって完売のアイテムも出てきております。
オンラインにも既にアップされておりますので是非お早目にチェックをお願いいたします。
全て受注生産の為、基本的に再入荷はございませんので・・・。
それではお約束通り、アイテム毎に深堀りしたご紹介をさせて頂きます。
先日、川端がグルカパンツ（NEW DELHI）を紹介してくれましたので私はもう1型のパンツ「KRUNIG」を。
この「KRUNIG」、見た目はシンプルですが凄いポテンシャル秘めてます。
今のところ店頭では分かりやすい「NEW DELHI」の方が人気ですが、このブログを読んで「KRUNIG」に注目して頂ければ幸いです。
まだまだ知らない方の方も多いブランドだと思うのでブランド紹介もご一読下さい。
EAST HARBOUR SURPLUS – イーストハーバーサープラス
「MILITARY UNIFORM」「HARBOUR」をコンセプトとして掲げ、クオリティの高い素材と生産背景に拘ったメンズウェアブランド「EAST HARBOUR SURPLUS(イースト ハーバーサープラス)」。50年代～60年代のクラシックなメンズウェアを背景にした物作りは厳選されたイタリアの工場で行われ、使用する素材もイタリアや日本の上質な物を使用。単純に製品の完成度だけではなく、魅せ方まで含めてレベルの高い物作りをしている要注目のブランドです。2020年秋冬から日本に代理店ができて国内本格上陸。
では、早速。一部画像は前回のブログのモノを流用しております。あしからず。
KRUNIG DOUBLE TWISTED GABADINE WORK PANT – BEIGE 29,700円（税込）
KRUNIG DOUBLE TWISTED GABADINE WORK PANT – GREEN MILITARY 29,700円（税込）
KRUNIG DOUBLE TWISTED GABADINE WORK PANT – CHOCOLATE 29,700円（税込）
何を隠そう荷物が届いて初めてこの「KRUNIG」の実物を見て、穿いた時の私の感想は「意外と細い（いい意味で）。そしてシルエットがヤバイッ（勿論いい意味で）」。
前回のブログでも書きましたが、このコロナ禍で1年以上展示会に行けてません。
このブランドに限らず写真や資料でオーダーをしている現状。
メーカーさんから頂いた資料を確認した時はもっとワークパンツなイメージかなと思っていました。
資料の「KRUNIG」の説明には「WORK PANT ONE PLEAT FRONT LACE BEHIND REAL COROZO BUTTONS HEM WIDTH 20cm DOUBLE TWISTED GABADINE 100% COTTON」という記載が。
この記載により「コットン100％のギャバジン生地のバックシンチ付きのワンプリーツワークパンツ」と認識。
説明と共にモデルさんがサンプルを穿いた画像も確認もしておりましたが、やはり現物を見て実際に自分で穿いてみるのとは理解度が段違い。
そうなんです、私の頭の中では資料の「WORK PANT」というワードでかなりワークパンツなイメージになっていたのです。。。
結果的に何が言いたいかと言いますと、「この仕様でこのシルエットは反則でしょっ」て事。
シルエットに関しては上の着用写真を見ていただければ一目瞭然、かなりイイんです。かなりイイ、どころか最高ですっ。
いわゆる「美しいシルエット」。他に妥当な言葉が見つかりません。
これは流石イタリアと感嘆します。。。
無駄の少ないキレイなライン。
かといってイタリア伊達男みたいな艶っぽい印象はなく程よいシルエット。
裾幅も細すぎず、きつ過ぎないテーパードが絶妙。いい意味でのワークパンツ感が残っています。
直線的シルエットのガチのワークパンツでは絶対に出せないヤツ。
ここはアメリカのワークウェアブランドでは絶対に真似できない所でしょうね。
そもそもワークウェアブランドはそこを狙ってないでしょうけどね・・・。
そんなシルエットなのにこの縫製仕様？っていうのが驚きなんですっ！
各部の写真と共にご説明致します。
ウェストバンド部分に切り返しがないワンピース仕様。分かり易く言えば、昔のUSアーミーのチノなどもこの仕様。加えてプリーツの入れ方も興味深いです。
バックシンチを備えた仕様。ワークブランドのとは違って金属製ではないレザーバックル仕様。パンツのバックシンチにこのタイプを使っているのはあまり見た事がありません。このバックルのイメージはヨーロッパの上質なトレンチコートのウェストベルトや袖口のベルトなどですかね。これも面白い仕様ですね。
そして一番のワークパンツ的なポイントは股ぐりと脇縫いの仕様。恐らく一般的なトラウザー専業のファクトリーではこの縫い方はできないはずです。どちらかといえばワークウェアを縫う工場が得意とする縫い方。これって日本国内でも同じみたいで、何度もトラウザー（スラックス）の工場でこういう雰囲気（ワークウェア的な縫製仕様）のパンツを作りたいというリクエストをした事があります。できないという返答でしたが・・・。
股ぐり、脇縫いのダブルステッチのパッカリングによる生地のシワがあるだけでカジュアルに見えるんですよね。ステッチが表に出ない仕様だとキレイな印象になります。
ベルトループの仕様も同じ事ですね。トラウザー系の工場で作ったパンツのベルトループは袋状になっていて表にステッチを出さない仕様にしている事が多いですが、こちらはカジュアルなパンツでよくみられるステッチが2本入った仕様になっています。
こうやって裏側を見るとそれこそアメリカンカジュアルなチノパンみたいでしょ？縫製仕様だけ見るとワークパンツ寄りなんです。
とどめはインポート好きには嬉しい「Made in Italy」の表記。自国生産への拘りには頭が下がります。昔ながらのインポート好きには刺さるディテール。これだけアガる貴方は生粋の洋服好きの愛すべき変態。我が同志。
そんなワークパンツの縫製仕様を踏襲してワンプリーツのトラウザー仕立てにしたのがこの「KRUNIG」。
ただのワークパンツだと思って穿くと度肝抜かれますっ（笑）。
抜群のシルエットをワークパンツのような縫製仕様でカジュアルに穿けるというのがこのパンツの一番の魅力。
簡単な事のように思えますが意外とないんです、本当に。
ワークパンツだと思って穿くとキレイなシルエットに驚きますし、イタリア系のトラウザー（スラックス）だと思って穿くとカジュアルで穿きやすい事に驚きます。
このハイブリッドな感覚が絶妙。この塩梅がこのブランドの素敵な所。大好きです。
一見、印象は地味なんですが凄いポテンシャル秘めてるパンツなんです。
そんなんだから様々なスタイリングにハマっちゃうんですよ～。
まずは鉄板のシャツコーデ。
思いっきりカジュアルにスウェットを合わせたスタイリングに。
上記のようなカジュアルスタイルの代名詞ともいえる「スウェット」を合わせても、シルエットによってラフ過ぎないカジュアルスタイルに。
ジャケットスタイルに使えば美しいシルエットなのに固すぎない印象に。
ショートブルゾンの代名詞のBARACUTAの「Ｇ9」にも。
なに合わせてもカッコイイ。どう穿いてもカッコイイんすよ、コイツ。
同ブランドのウールのオーバーシャツ（LEONARD）を合わせたり、
コート「LONDON」や「BENSON」にも最高！
こりゃ、間違いなく使えまっせ。生地も真夏以外であればずっと使える厚みのコットンギャバジン（ツイルに似た生地だと思って下さい）。
履き込むことによって体に沿った立体的な表情が出てきてかっこよくなります。
いわゆる大量生産のワークパンツはカジュアル過ぎて抵抗があるし、イタリア系のトラウザー専業ブランドのそれはキレイすぎて抵抗ある。
そんな拘り強めで欲張りな方に是非オススメしたいパンツ。「大人が穿く為のワークパンツ」と言えます。
本日ご紹介の大人のワークパンツ「KRUNIG」は既にオンラインでもご覧頂けます。
ご紹介したコットンギャバジン以外にもコーデュロイ素材もございます。下記からどうぞ。
【KRUNIG ワークパンツ】2素材5色展開←クリック or タップ
メールやお電話での通販も可能です。メールや電話での通販御希望の方、サイズの問い合わせなど不明点は下記からどうぞ。お気軽にお問合せ下さい。
パンツは即戦力なので早めにご紹介しました。
後日、タイミング見てオーバーシャツの「LEONARD」とコート2型「BENSON」「LONDON」をご紹介するつもりなのでお楽しみに。といいながらも「BENSON」は1色完売してしまいましたが。
8月末から秋冬モノの入荷が加速します。覚悟しておいてくださいね～。
鈴木
■Explorer Official Online Store
