RESOLUTE リゾルト エイジング日記(仮) -vol.30-

2016.2.6

 

 

 

30回目。

 

 

 

 

 

20代をずっと東京で過ごしていた。

東京の良さってなに?

そう聞かれると、こう答えていた。

 

 

 

「東京は地方より確実にアイドルの吐いた二酸化炭素の量が多い!」

 

 

 

そんな私に1人のマイメンが言った。

「お前の脳ミソかなりアバンギャルドだな」

 

 

 

未だにその言葉が頭を過ぎることがある。

褒められたのかディスられたのか。

シコリは残ったままだ。

 

 

 

25歳を過ぎたころだろうか、

「俺は俺のあるべき姿に帰る」

そう言って、彼は彼女になった。

 

 

 

私の心はあの頃からコリコリしたままだ。

 

 

 

 

 

 

シコリと言えば1年前ぐらいであろうか、

ノームコアうぇーいみたいな時期があったと思う。

 

 

 

正直に言うと、究極の普通がいいんだったら、

おしゃれも何も関係なくね?そう思っていた。

 

 

 

メディアとは恐ろしいものだ。

容易く脳を侵食し、価値観を捻じ曲げる。

彼等にとってはATフィールドなんてものは飾りに過ぎない。

このままではいつか自我境界線はなくなってしまう。

 

 

 

そんな私も踊り踊らされ、ここまで来た。

 

 

 

以前にも話したが30を過ぎてからどういった

ファッションをすればいいのか迷った。

いや、未だに謎だ。

 

 

 

そこで原点に立ち返ろうと思う。

自分が何が好きで、何に憧れていたか。

 

 

 

リビドーとデストルドーが渦巻く中学生。

所為パンクスであった。

 

 

 

同級生がB’zだTRFだミスチルだと言っていた頃。

イギー・ポップに始まりオルタナ全盛の際には

ニルヴァーナ、レッチリに心酔していた。

 

 

 

特にニルヴァーナへの想いは未だ色褪せない。

 

 

 

メディアは彼等のことをグランジと呼んだ。

私は疑うこともせず、汚いビリビリのジーパンに

ネルシャツとコンバースを纏っていた。

 

 

 

だがグランジのアイコン、ニルヴァーナのカート・コバーンは、

生前自分たちの音楽をパンクだと言っていた。

これを聞いたとき、私の中のパンクがとても歪に思えた。

パンクスとして生きていたと思っていた自分はアナーキーではないと悟った。

 

 

 

ジャンルとしての大きなくくりはあくまでオルタナティブ・ロックで、

メディアの作った「グランジ」という言葉を、忌み嫌っていた。

 

 

 

憧れがこじれ、私は彼の嫌いな彼等だったのだ。

 

 

 

 

 

それからはグランジファッションとは離れていたが、

私の海馬にこびり付いたスメルズライクティーンスピリットは、

心の奥に潜むリビドーとデストルドー呼び覚ます。

 

 

 

そう、詰まるところ私はグランジファッションが好きなのだ。

彼が墓の中で泣こうが喚こうが私がパンクスでなかろうが、

それが好きだ。

 

 

 

そんな訳で30からでも出来るグランジファッションを目下模索中。

 

 

 

 

 

 

リゾルトの膝破れねぇかなぁ。

うーん、それは違うか。

 

 

 

 

そう言えばクラスってパンクバンドが、

DIYをスローガンにしてたっけ。

ファッションも言葉も時代を廻るのかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

経過報告。
[着用]:5日。基本的にはPCの前での座り仕事。1日約13時間ほど着用。

[洗濯]:1回。

[乾燥機]:1回。

 

150205resolute-1 150205resolute-2 150205resolute-3 150205resolute-4 150205resolute-5

 

 

 

あとがき

 

 

 

AKBでもなけりゃアイドルでもない

35歳ロバ面大手勤務の友人が、

 

 

「この企画が終わったら、ついに恋愛解禁します!」

 

 

とfacebookに意味不明な投稿をしていた。

今度、甘い物でも差し入れしてあげよ。

 

 

 

 

 

kojima

 

 

 

 

 

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